わかっていても、なかなか進まない復習

　勉強を進めていく上で、復習が重要だということを身をもって知っている方も多いと思います。中学や高校の定期テストは直前の勉強でなんとかなるかもしれませんが、いざ入試となると直前の勉強では歯が立たず、復習を含めた学習をし続けないと学力が身につかないからです。例えば、時間と労力をかけて大量の問題集を解いても、解きっぱなしなら学習効果はとても小さいものになります。わからなかったり解けなかった問題を復習してはじめて学力が大きく伸びるのです。

　しかし、実際はそう簡単な話ではありません。復習が重要なのはわかっていても、面倒だからという理由や、宿題を優先したりすることで復習はなかなか実行することができません。しかも、実行したとしても我流の、あまり効率の良くない方法で進めてしまい、結果的に成績がそれほど上がらなかったりします。極めつけは塾の授業時間が長く、宿題が山のように出るために、そもそも復習なんかやる時間がないといった本末転倒な状況も生じています。
「子供に復習中心の効率の良い勉強をさせて欲しい」
そういった切実な思いとは裏腹に、その要望に応える塾はありませんでした。何を隠そう、私たちの塾もつい最近まで、その要望に応えることができていなかったのです。

では、どうすればいいのでしょうか？

復習を最優先にする

　最も良い方法は、長時間の拘束のない塾に行きながら復習管理をプロ家庭教師に依頼することです。しかし、塾とプロ家庭教師を合わせた費用は非常に高額なものとなります。また、比較的高い指導内容をもちながら長すぎない適切な授業時間を提供する塾が見つからない、という問題もあります。

　多くの塾では生徒を遅い時間まで塾に残して自習という形で復習をさせたり、自宅で復習をさせて復習ノートを提出させるなどの方法が用いられています。しかし、このような生徒まかせの方法では、ほとんどの生徒は効果的な方法で復習を行うことはできないのです。つまり、学習にとって最も重要な「復習」が盲点となってしまうのです。

　そこで、私たちの塾では「復習は自習室や自宅で生徒に行わせるもの」という固定観念を壊し、全体授業と連動させた形の「復習コマ」を使った復習指導を2016年にスタートさせました。そしてまだまだ少人数ですが、復習指導を導入したクラスの成績の伸びは、従来のクラスをはるかに超えたものとなりました。

皆さんもぜひ、塾選びの際は私たちの塾をお選びください。→　中学受験コースの詳細へ